【内向的な人が生きやすくなるために】
内向型とは何か
わたしは以前、TEDでスーザン・ケインさんという元弁護士で作家のプレゼンテーションを見て、衝撃を受けました。
世の中には内向型の人間と外交型の人間がいて、社会の仕組みとしては外交型が優位になっているけど、本当はそれぞれに役割がちがうと。
人見知りとか暗いとか落ち着いているとか無口とか、そういう言葉よりこの内向型という言葉が自分の性格や生き方を表すのに丁度いいなと、しっくりきました。
わたしは常々、もっと人生を楽に、楽しく生きていきたいと思っているのですが、
自分の生まれ持った性質故、悩むことが多いです。
- 人と話してると疲れる
- 一人の時間でエネルギーを補充する
- 集中力があり、感受性が豊か
- 身体的なエネルギーが少ない
- 雑談よりもスピーチの方が得意
- 貧血、低血圧、低血糖の傾向がある
- 朝起きるのが苦手
- 思慮深く、よく考えてから発言する
- 痩せ型
- 水泳や陸上などの個人種目と相性が良い
このような項目に多く当てはまる方は内向型の特質をもっているかもしれません。
性格的な面と、身体的な特徴がどちらも、あるのが不思議ではないですか?
内向型が内省的に大人しい特質なのに対して、
外交型は社会的でエネルギーに溢れた性質です。
外交型とはなにか
世間一般では外交型の人間の方が好まれる傾向にあります。
- 人と話すことが好き
- 明るく誰とでも仲良くなる
- エネルギッシュで活動的
- 人と一緒にいることを好み、人との時間でエネルギーを得る
- 高血圧
- 朝型人間が多い
- よく食べる
- 体格が良い
- チームスポーツが好き
このような項目に当てはめる方は外交型の特色が強いと思います。
内向型の人間は社会で外交型を演じている?
100パーセント外交型とか100パーセント内向型の人間は少なく、どちらの性質も持ち合わせ、どちらかというと外交型とか、どちらかというと内向型という方がほとんどです。
項目を並べてみると外交型の特色はそのまま企業の求める人材として就活本に載っていそうですね。
社会的に外交型の人間のほうが好まれる傾向にあるからこそ、内向型の人間は努力して外交型の性質を得たり、職場や友人関係の間では外交型を装ったりします。
でも内向型の人間はそもそもエネルギーを身体に蓄えずらい性質なのに四六時中外交型を装っていたら疲れてへとへとになってしまいます。
内向型とどう向き合っていくか
わたしは幼少期から内向型の特色が強かったと思いますが、外交型になりたいとかそういうふうには今現在は思っていません。
楽観的な外交型ばかり集まった組織はすぐに破たんするとでしょう。
色んな人がいるからそ、社会はそのバランスを保てているのです。
自分の性質が好きですし、大切にしたいと思っていても
まわりの人は私にもっと明るくポジティブになってほしいと思っていたり、
たくさんの友達をもつことが人生の幸せだと思っているかたもたくさんいます。
一人の時間を愛し、少数の友人を生涯大切にして、趣味を充実させて生きていけたらそれでいいのです
内向型の人は人口の3分の1ほどいるそうです。
自分の性格を変えたいと思ってるかはともかく、内向型の人が生きる上で悩むこととか苦しむこととかそれぞれあると思います。
そういう方がどんな風に日々を過ごされているのか知りたいですし、また内向型の人やその家族、友人をもつ人にどうしたら内向型の人間とお互いのストレスが少なく生きていけるのか、についても考えていきたいと思います。
読書レビューも続けつつね。好きだから